概要
学習リモコンは、 USB通信ターミナルから対象機器へ制御対象の赤外線リモコンのコードを入力して、赤外線リモコン信号を送信して制御する機器です。
特徴
赤外線リモコンからの信号を受信して学習することができます。
学習したリモコンコードで赤外線信号を送信して家電製品を制御できます。
本製品はリモコンコードをUSB通信ターミナルから送信する形になっていますが、 入力センサー等と連動して赤外線リモコン信号を送信する製品へのカスタマイズが可能です。
例えば人感センサーによる人の検知を行い、人の有無の変化に応じてリモコン信号を送信する等のカスタマイズが可能です。
活用案/導入事例を参照してください。
各部説明
赤外線投光・受光部 | こちらから赤外線リモコン信号を送信します。 制御対象の機器にこの部分を向けて本製品を配置します。 学習時にはこちらに向けて学習元のリモコンを操作します。 |
USB端子 | USBケーブルでUSB通信ターミナルで操作するパソコンに接続します。 USBマイクロB端子と接続するパソコンに合った端子のUSBケーブルを使用します。 |
DC電源 | 本製品はUSB端子からの電源は使用できないため、こちらからDC電源を供給します。 電圧は 6~15Vです。 |
リモコン信号送信の流れ
コードの入力を要求するメッセージ | 本製品の電源投入後パソコンにUSBケーブルを接続してUSB通信ターミナルで何かキーを入力すると出力されます。 |
送信するコードを入力 | 先頭に「n」を付けて予め学習で保存した送信対象のコードを16進数6桁でコピー&ペーストしてEnterキーを入力します(末尾の二桁のチェックコードは自動生成するので不要です) |
NEC形式での送信完了のメッセージ | NEC形式での送信が完了すると出力されます。 |
以降送信する時に同様に送信するコードを入力します。 |
学習の流れ
コードの入力を要求するメッセージ | 本製品の電源投入後パソコンにUSBケーブルを接続してUSB通信ターミナルで何かキーを入力すると出力されます。 |
学習モードへの切り替えコマンドを入力 | 学習モードに切り替えるために「r」+Enterキーを入力します。 これ以降受光部に向けて学習元のリモコンを操作してリモコン信号を送信して学習を行います。 |
NECフォーマットのコードの出力 | NECフォーマットのコードを受信するとCode=の後に受信したコードが出力され、Checkの後にチェック結果が出力されます(1=正常,0=エラー)。 コードをコピーしてテキストエディタ等に貼り付けてコードを保存します。 これ以降学習元のリモコンで別の学習対象の操作を行い、同様に出力されたコードの保存の操作を繰り返します。 |
NEC方式のリピートコードの信号を受信したことを出力 | リモコンのボタンが押し続けられている時に送信されるリピートコードを受信すると出力されます。 |
リーダー部の異常な信号を受信した時のメッセージ出力 | リーダー部のON時間が短い時に 「Leader On Short」 のメッセージの後にONになっていた時間をμ秒単位で出力されます。 他にリーダー部のON時間が 長い時は「Leader Off From ON Over」のメッセージが、 リーダー部の OFF時間が長い時は「Leader OFF Over NEC」のメッセージが出力されます。 |
仕様
対応リモコン信号形式 | NECフォーマット |
寸法 | 40×40×61 mm |
Problock構成 | ● PB-PIC32 ( マイコン PIC32 ) ● PB-POWER ( 電源 ) ● PB-USB( USB ) ● PB-EXT ( 外部電源入力 ) ● PB-IR-TXRX ( 赤外線LED投光-受光 ) |
お問合せ
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ProBlockについて
ProBlock は、 ITやIoT機器の構築を自由 ・簡単に実現するための
開発プラットフォームです。増設などのカスタマイズが容易にできます。
紹介した 学習リモコンもProBlockを使用しています。ProBlockを使用することで、紹介した方法以外のお客様独自のカスタマイズにも対応できます。
例としては人感センサーの検知の変化に応じてリモコン信号を送信するといった対応ができます。
カスタマイズについては、上記フォームから気軽にお問合せください。