切り替えスイッチでパルス発生器を制御する

切り替えスイッチでパルス発生器を制御する

システム概要

当社製品の「ProBlock」というIoT機器を使用して、パルス発生器を作成しました。

パルス発生器とは、一定の周波数でHighレベル、Lowレベルの繰り返しの電気信号を出力するものです。 主に自動車産業や医療系で使われています。
今回は、ON/OFFの物理スイッチでパルス発生器の出力を制御します。


ProBlockは、小型なモジュール基板をブロックのように積み重ねて使う開発基板です。
小型なため、狭い場所やスペースが限られた場所でも、簡単に設置していただけます。

ProBlockについてもっと知りたい方は、こちら をご覧ください。

ON/OFFの物理スイッチでパルス発生器の出力を制御

使用したもの

ProBlock パルス発生装置

ProBlockパルス発生器

ProBlockは必要な機能のモジュールだけを選定し、組み合わせることができるため、無駄なコストやスペースの発生を防げます。

切り替えスイッチからのHighレベル/Lowレベルの信号に対してパルス出力の制御を行います。

切り替えスイッチからの信号がHigh レベルであれば、パルスをONとし、パルス出力を行います。
反対に、信号がLowレベルの場合はパルスをOFFとし、パルス出力を停止するソフトウェアを開発しました。

弊社では、ProBlockでの開発工数を削減するために構築した開発プラットフォームで開発を行います。
お急ぎの案件でも品質を落とさずに納品することができます。

切り替えスイッチ

市販の切り替えスイッチを使用します。
ProBlockパルス発生装置に、Highレベル/Lowレベル の信号を送信します。

パルスの周波数の変更

パルスの周波数を変更する方法は2つあります。

1. SDカードを使用

ProBlockのMicro SDカードブロック( PB-SDC )を使用します。
パルスの周波数をSDカードのテキストファイルに書き込んでおきます。
起動時にProBlockパルス発生装置からSDカードの周波数を読み込みます。

SDカードで周波数を変更
SDカードで周波数を変更

2. USB接続でメンテナンスモード

ProBlockのUSBシリアルブロック( PB-USB )を使用します。
PCとProBlockをUSB接続して起動したときは、メンテナンスモードで起動します。
PCアプリのコマンド送信ツールからUSB経由でコマンドを送ることで、周波数を変更できます。

USB接続で周波数を変更
USB接続周波数を変更

内部構成

今回の事例で使用したProBlockの機能モジュールは以下の通りです。

PB-POWER システム電源
PB-CONV ピッチ変換
PB-SDC Micro SDカード
PB-USB USBシリアル        
※ USB経由で周波数を設定する場合
PB-PIC32E          CPU PIC32E
PB-GPIO I/O Port
PB-GPIO-TR I/O Port用トランジスタ出力

各モジュールの詳細は こちら ご覧ください。

おわりに

当社では、ProBlockを使用した受託開発を行っています。
今回作成したパルス発生器も開発可能です。
お客様の要望に合わせてカスタマイズ可能です。

ご質問、ご要望は以下のページから気軽にお問い合わせください。

ほかにもProBlockを使った事例を多数ご紹介しているので、よかったら読んでみてください。

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